パソコンでも、高音質で音楽を楽しみたい!
こんな風に思ったことはないでしょうか?
このブログ主である私、タロは、昔そう思っていたんです。
その頃はまだ、ミニコンポやCDラジカセなどで音楽を聴くのが一般的でした。
パソコンで音楽を楽しむには音が悪く、気持ちよく聴けないと思い込んでいたのです。
実際にサーッって聴こえるノイズがあったし、音もどこか籠もって聴こえたりと、良い印象がありませんでした。
そんなある日、会社の後輩との会話により、パソコンでもミニコンポ並に音楽を楽しめると知ったのです。
このブログは、何の知識もないド素人が、
PC(ピーシー)オーディオと呼ばれる世界に飛び込み、パソコンでもミニコンポに負けないくらいに音楽を楽しめるようになりたくて、切磋琢磨してPC(ピーシー)オーディオに挑んでいく、そんなブログです。
PC(ピーシー)オーディオとは?
タロが、PC(ピーシー)オーディオを知ったのは、会社の後輩のO君という人との会話がキッカケでした。
- O君
- タロさん、最近音楽何聞いてるんですか?
- タロ
- 最近ずっとパソコンしか使ってないんだよね…
だから音楽っていっても、ニコニコとかYouTubeとかになっちゃてるよ
- O君
- パソコンでもCDとか聴かないんですか?
- タロ
- う~ん、パソコンのスピーカーってあんまり良い音出ないし、ミニコンポの方が良い音鳴るしなー
でもパソコン使ってたら動くのめんどくさくなって、ミニコンポ使おうって思わなくなってる
- O君
- だったらPC(ピーシー)オーディオにしたらいいんじゃないですか?
- タロ
- PC(ピーシー)オーディオ?
PC(ピーシー)オーディオとは、パソコンの横にスピーカーを置いて、音楽を聴くスタイルであり、音楽を聴くのにパソコン(PC)を使うことから、PC(ピーシー)オーディオと呼ばれています。
高級スピーカーや各種オーディオ機器をパソコンにつなげて使用できることから、通常のパソコン用のスピーカーよりも高音質で音楽を楽しむことができるメリットがあります。
デスクトップパソコンの場合、デスクトップオーディオとも呼ばれたりもするようです。
- O君
- はい、PC(ピーシー)オーディオならミニコンポ並かそれ以上の音質にもすることができますよ
- タロ
- そ、そんなことができるの?
- O君
- はい、比較的低価格なものでも結構良い音するのもあるのでオススメですよ
- タロ
- それはうれしいね~
PC(ピーシー)オーディオに必要なもの
PC(ピーシー)オーディオに必要なものは、以下のものが必要です。
- パソコン
- スピーカー
- アンプ
- DAC、もしくはサウンドカード
- 機器をつなげるケーブル
- タロ
- なるほど、これだけ必要なんだね…
ん?DACって?
あ!サウンドカードはあるよ
- O君
- サウンドカードがあるのであれば、DACはいらないです
- タロ
- そうなんだ
でもDACってなんなの?
- O君
- それはですね…
DACとは、「Digital Analog Converter」の略称した呼び方です。
簡単に説明すると、パソコンから送られるデジタル信号を、アナログ信号に変換してくれるものを意味します。
呼び方は、「ダック」というのが定着していますが、「ディー・エー・シー」とも呼ばれたりもするようです。
最終的な音の出口であるスピーカーやアナログアンプの場合、アナログデータを扱うので、パソコンからのデジタルデータをアナログデータに変換してあげる必要があります。
その変換の役割をしてくれるのがDACです。
サウンドカードも同じような機能があるので、
パソコンにサウンドカードがあれば、DACがなくても音を出すことが可能。
厳密に言うと実は、パソコンにはDAC機能が存在しています。
アクティブスピーカーがパソコンに接続するだけで音が鳴るのは、そういうことです。
しかしパソコンのDAC機能は、性能があまり良くないので、別途サウンドカードやDACを買う方が高音質になります。
ノートパソコンの場合はおそらくサウンドカードをつけるには困難なので、別途DACを用意することになると思います。
タロは、サウンドカードを買っていたので、
DACを買う必要がありませんでした。
なぜサウンドカードを持っていたかというと、
当時、スピーカーからのノイズに悩まされていたので、調べて思い切って買ったのです。
ちなみに買ったのは、
「ONKYO SE-200PCI LTD」
というサウンドカード。
結構高い買い物でしたが、ノイズは抑えられ、音に広がりが出た感じになったので、
「買って良かったっ!」
と素直に思えるほどいいものでした。
- タロ
- ところで良くわかってないんだけど…
- O君
- 何がですか?
- タロ
- アンプって何でいるの?
今使ってるパソコンのスピーカーはアンプ無しでそのまま接続してるけど
- O君
- タロさんが使ってるのはアクティブスピーカーでしょ?
それ中にアンプが内蔵されているんです
- タロ
- 内蔵?
- O君
- そうです
スピーカーには絶対にアンプが必要で、アンプが内蔵されているスピーカーを
「アクティブスピーカー」
- O君
- 逆にアンプが入ってないスピーカーを「パッシブスピーカー」って言います
- タロ
- ほへ~
パッシブスピーカーとアクティブスピーカーの違い
何を隠そう、この時のタロは、
「パッシブスピーカー」と「アクティブスピーカー」の違いをわかっていませんでした。
タロはO君に、スピーカーの基本的なことをこのとき初めて教わったのです。
通常スピーカー単体では、音の信号はとても小さいので、そのままの状態でスピーカーから音を出そうとしても、非常に小さな音しか出なく、大きな音を出す力がありません。
だから普通に音を出すには、音の信号を増幅してあげる必要があるんですね。
その音を増幅するのが、「アンプ」です。
スピーカーにアンプが内蔵されているかどうかが、パッシブスピーカーとアクティブスピーカーの一番の違いだと思います。
アクティブスピーカー | パッシブスピーカー | |
---|---|---|
アンプ |
アンプ内蔵 |
無し |
音質 |
不利 |
有利 |
価格 |
安い |
高い |
アクティブスピーカー
アクティブスピーカーは、音を増幅するための「アンプ」が内蔵されているので、パソコンに接続すれば、普通に音を出すことができます。
省スペースで使うことを前提としているためか、コンパクトサイズが多い印象。
価格が安いものが多く、一般のパソコン用スピーカーはアクティブスピーカーが主流です。
昔は内蔵アンプの性能が悪いものがあり、そのせいで音質もあまり期待できるものではありませんでした。
今ではかなり改善されていて、高級なものまで商品化されています。
アンプを選べないため、ハイグレードのアンプを選べるパッシブスピーカーよりも、その点では音質的に不利になるところです。
パッシブスピーカー
逆にパッシブスピーカーは、音を増幅するアンプが内蔵されていないため、別途、アンプを用意する必要があります。
その代わり、自分の好きなアンプを選べるこもができ、ハイグレードのアンプを選べることから、音質的には有利です。
ただし、パッシブスピーカーはアクティブスピーカーより価格が高いものが多く、さらに別でアンプを用意する必要があるので、費用がかさんでしまうデメリットもあります。
数十万から100万円以上するものもあり、
本格的にオーディオをするならパッシブスピーカーが選択肢になるのではないでしょうか。
スピーカーには音の傾向がある
- タロ
- パッシブ、アクティブ…
そんな種類があったんだね…知らなかったよ
- O君
- もしPC(ピーシー)オーディオをやるなら、パッシブスピーカーで構築した方がいいですよ
比較的安価で揃えられるものもありますし、
好きなアンプを選べますしね
タロさんはどんな音が好みですか?
- タロ
- 好みって?
- O君
- 高音よりとか、低音よりとか
スピーカーには、高音が強く出るタイプや、低音が強く出るタイプ、そして高音から低音までバランス良く出るタイプなどがあります。
恥ずかしながら、タロはスピーカにそんな音の傾向があると
考えたことがなかったのです。
高いスピーカーは良い音で鳴る。
単純にこんなことしか思っておらず、スピーカーによって音の傾向があるなんて、この時まで、考えもしなかったのです。
- O君
- それだけじゃないですよ
しっとりしてるとか、乾いてる感じだとか色々あるんですよ
- タロ
- …そんな風に考えたことなかったよ
- O君
- まぁ普通はそうかもしれませんねぇ~^^;
PC(ピーシー)オーディオをやることを決意
そのあと、ネットでスピーカーやらアンプやらを見せてもらって、値段の高さにびっくりした記憶があります。
でも、タロはもうすでにPCオーディオに興味津々だったのです。
一度火が付けば、やりたくて仕方がなくなっていました。
そこで、O君には予算がどれくらいまでなら出せるか相談して、スピーカーやらアンプやらを選んでもらったんです。
本当はきちんと視聴しなきゃ駄目なんですけどね…
それなりに高いですしね…
でもその時は、ちょうど年末だったこともあり、
休みに入るまでに何とか一式揃えたかったというのもあったんです。
その時使ってた、パソコン用のアクティブスピーカーは、ソフマップのポイントで買ったスピーカーでした。
価格は3千円くらいだったと思います。
なので、さすがにこれよりは高音質だと思ったんですね。
O君もそれは間違いないですって言ってくれたので、思い切って注文してしまいました…
買ったのは、逸品館というところです。
オーディオを少しでもやってる人ならわかる、有名なところなだと言っていました。
今ならわかりますが、当時は
「そんな店があったの?」
って感じでした。
実はO君、昔逸品館で働いていたらしいのです…
どおりで詳しいわけです。
PCオーディオにド素人が挑戦!のまとめ
これまでが私、タロがパソコンでオーディオを始めるまでのキッカケです。
当時は本当になんにも知らない、ド素人以下と言っていいほどの無知な状態でした。
「良い音で聴きたいっ!」
こんな風に思っていたくせに、スピーカーの種類や音の傾向など、全く知らなかったんですよね。
今では当時よりも、色んなパソコン用のオーディオ機器が出てるので、パソコンで高音質なオーディオをする敷居がとても低くなっています。
これからパソコンでオーディオを楽しみたい、でもよくわからない、このブログがそんな人達の助けに、ほんの少しでもなれば幸いです。
次回は、タロが初めて購入したオーディオ機器をご紹介したいと思います。
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