みかんと言えば、何県を思い浮かべますか?
自分は愛媛県です。
その愛媛のみかんの中でも、ひと味違う、ワンランク上のみかんがあるのを知っているでしょうか?
それは、「紅まどんな(べにまどんな)」です!
この紅まどんなは、「南香(なんこう)」という甘くジューシーなみかんと、「天草(あまくさ)」という、みかんとオレンジを配合した、これまた甘くてジューシーなみかんとの掛け合わせで産まれた、まさにスーパーみかんなのです。
お歳暮の時期の、贈答品としても人気があり、高級なフルーツとしても認知されつつもあります。
なんでも、売り切れで買えなくなることもあるんだとか。
そんな人気のある紅まどんなの、味や食感、おいしく食べるための切り方などを、ご紹介していこうと思います。
紅まどんなの味や食感は?
紅まどんなの味の特徴といえば、その「甘さ」と「食感」ではないでしょうか。
- みかんとは思えないくらい甘い
- まるでゼリーのようなプルプルの食感
テレビやネットなどの食べた人の感想では、この2つのことをよく耳にします。
まず甘さですが、よく果物の甘さの目安に使われる、糖度で比較してみようと思います。
紅まどんなの甘さについて
厳密に言うと、糖度の数字が大きいほど甘いというわけではありませんが、あくまで目安と考えて下さい。
紅まどんなの平均糖度は、13度前後にもなるそうです。
この糖度13度というのは、どれくらいかというと、一般のみかんがだいたい糖度9度前後くらいだそうですから、この数字からも、とても甘いというこが想像できます。
しかしながら、舌で感じる甘みというのは、その食べ物に含まれている、酸味や苦味などによっても変わるものです。
とくにみかんは、酸味としてのクエン酸を多く含んでいるので、その分、甘さを感じるのが弱くなります。
ですが紅まどんなは、酸味であるクエン酸の量が普通のみかんより少ないので、実際の糖度以上にさらに甘く感じると思います。
つまり、普通のみかんよりも糖度が高く、クエン酸の量も少ないので、
「みかんとは思えないくらい甘い」
と、言った感想になるんでしょうね。
紅まどんなの食感について
普通のみかんのツブツブといった感じではなく、ブルンとしたゼリーのような新食感が楽しめるんだそうです。
紅まどんなは、他のみかんに比べて皮が薄いのですが、中にある、白い薄い皮(ジョウノウ)までもが薄いので、プルンとした果肉と相まって、ゼリーのような食感になっているのかもしれません。
さらに紅まどんなは、普通のみかんよりも甘いということもあり、まさに甘いゼリーを食べているような感じになるのでしょう。
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おいしい食べ方・切り方
紅まどんなは柔らかい上、皮が薄いので、普通のみかんのように剥きにくく、つぶれてしまうこともあるので、包丁でカットする「スマイルカット」で食べるのがおすすめです。
紅まどんなは、柑橘類の中でも柔らかめなので、通常横から切るところを、ヘタを上にして、縦に切る(画像の赤い点線の方向に切る)と安定します。
ヘタを先にカットした方が切りやすいそうですが、自分はヘタをカットせずに切りました。
よりゼリー感を味わいたい方は、横から切った方が中の薄い皮も細かく切れて、とろける感覚が増すようですが、つぶれずに安定して切りたい方は、ヘタから縦に切った方がいいです。
切った紅まどんなを、さらに画像の赤い点線の方向に切っていきます。
ヘタに対して直角になるように切って下さい
さらに切ったものを画像の赤い点線の方向に切っていきます。
これで完成です。
画像は半個分ですが、すべて同じように切ると、全部で8個のスマイルカットができます。
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実際に食べてみた
近所のスーパーで2個入りのパックで売ってたので、買ってみました。
さっと包丁で切って、パクっと一口。
- タロ
- ん?甘~い!
口の中に入れた瞬間にもう甘いです。
そして、なるほど、ゼリーのような食感とはこういうことか、と思いました。
本当にみかんのような、ツブツブした食感があまり感じられないのです。
ツブツブではなく、プルンというか、プルプルって感じが近いような気がします。
そして、外の皮だけでなく、中の皮も薄いとのことでしたが、納得でした。
なぜなら、ものすごく薄いからか、ほとんど感触が感じられなかったからです。
歯でかんで、プルプルとした食感以外に邪魔するものがない感じです。
これはゼリーと言われても仕様がない(^^)
まさに天然のデザートでした。
さすが高級フルーツですね。
これは、一度は食べてみることをおすすめします!
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紅まどんなの味や食感、おいしい食べ方や切り方のまとめ
実際に食べてみて、本当に甘くてビックリしました。
テレビやネットでは大げさに宣伝していると思っていましたが、そんなことはなく、食感も確かにゼリーっぽく感じました。
1つはスマイルカットで食べてみましたが、もう一つは、少し細かく切って、ヨーグルトに混ぜて食べてみたんです。
これもすごくおいしくて、ヨーグルトの酸味が、より紅まどんなの甘さを引き立てて、甘さと酸味のハーモニーを楽しめます。
永遠に食べれそうでした^^;
紅まどんなの旬は、11月から翌年の1月頃までだそうです。
お歳暮などの贈り物にも喜ばれているそうですから、機会があれば買ってみて下さい。
間違いなくおすすめですよ。
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